Zabbixによる統合型センサー監視ソリューション
当社は、東京エレクトロンデバイス株式会社との代理店契約により、Zabbixを用いた統合型センサー監視ソリューションの取り扱いを開始いたしました.
Zabbixは、オープンソースソフトウェア(OSS)の統合システム監視ソフトウェアであり、ネットワーク監視、サーバ監視の他、様々なネットワーク機器のステータスを監視できます
多種多様な機器とサービスレベルの監視に広く利用され、Zabbixプロキシをご利用いただくことで、インターネットを経由してZabbixサーバに監視データを送信することができます。ファイアーウォール越しで多拠点に存在する無人設備の分散監視を行い、中央監視室でZabbixサーバを使用した一元監視を実現できるため、人員とコストの削減を図ることが出来ます.
キャリアグレード接点監視装置:RMS-DIO9632
通信インフラ設備のリモート監視に最適化されたキャリアグレード接点監視装置で、1Uサイズに128点の接点入力を有し、そのうち32点は接点入出力制御に対応しています。オプションのアナログ入力モジュール/RMS-AI08を連携させることで、4-20mA/±10Vのアナログ信号の監視を行うことができます。また、温度センサ/湿度センサをデイジーチェーン接続することで、温度/湿度の監視も行えるなど多様なセンサ情報を一元管理することができます。
SNMPプロトコルとZabbixとの連携について
RMS-DIO9632はSNMP対応のネットワーク機器のため、空調機/UPS/消防設備などの稼働状態、温度/湿度、アナログ入力などの収集した値をZabbix上で一元監視することができ、監視コストや人員の削減に繋げることができます。また、接点出力機能を有しているので設備機器に異常が発生した際には、Zabbixのアクション設定からスクリプトを実行することで機器の制御を行えるため、無人設備の監視+制御を実現します。
SNMPプロトコルとZabbixとの連携について
RMS-DIO9632はSNMP v1/v2cに対応、デジタル入出力/アナログ入力/1-wire 温湿度入力を有していて、MIB構成は以下の通りです。*()内の数字はOIDを表しています。
iso(1).org(3).dod(6).internet(1).private(4).enterprises(1).tedn(20374).rmsdio9632(21)
RMS-DIO9632の拡張MIBは、sysInfo(1)配下にシステム/ネットワーク/メール設定など管理者設定情報を格納、boardInfo(2)配下にデジタル入出力/アナログ入力/温湿度センサの監視情報を格納、notification(3)配下に各種入力のトラップ送信情報を格納しています。RMS-DIO9632の設定画面から各入力/センサのポートごとに閾値を設定することで、注意閾値/警報閾値を超えた際にZabbixサーバ等の監視システムに対して、SNMPトラップを送信することができます。
RMS-DIO1204-PI 接点監視・制御ユニット
RMS-DIO1204-PIは有線温湿度センサ監視機能を備えた接点・制御監視ユニットです。1Uサイズに16点の接点ポートが収容され、12点は入力専用チャネル、4点はディップスイッチ切り替えによる入出力兼用ポートです。
信号線はAWG26-20まで対応し、電源はAC100V/200V対応です。
この製品は、遠隔地に設置されたUPS/発電機/消防設備/空調機などの信号状態をリアルタイム監視することに最適化され、故障やトラブル時の状態変化をメール通知、監視室のパトライト点灯を実現します。
ラックマネジメントユニット 監視システム:RMS-4000
1-Wire/RS485/USB/LANインターフェイスを持ち1台で6種類のセンサや信号を監視する、統合管理機能を持ったユニットです。WebアプリやSNMPマネージャから遠隔監視できます。
様々なセンサを接続し、Web ユーザーインターフェイスから監視条件を設定・モニタリングできます。